2014年4月14日

《報告》精巣腫瘍ピアサポートが開催されました

4月11日、精巣腫瘍ピアサポートを行いました。参加人数は初参加を含め12名でした。

精巣腫瘍は診療ガイドラインができています。そのため基本的には何処の病院に行っても同じ治療が受けられます。しかし京都府立医科大学附属病院には治療の為に全国から多くの患者が集まります。地元を離れるのは不安です。しかも家族にも負担がかかります。ですが、「症例数の多い病院で治療したい」「J-TAGホームページで三木先生・中村先生が詳しく説明されているから」「精巣腫瘍ピアサポートをやっているから」などの理由でこの病院で治療されています。「症例数の多い」というのは重要です。罹患率が少ない精巣腫瘍です。そのため、がん拠点病院でも精巣腫瘍の化学療法に対する経験が少ない病院が多いです。本来はきっちりと化学療法を行わなければいけません。副作用が多く出たからといって抗がん剤の減量・休薬期間の延長(どちらも必要な場合もあります)などをしている病院の話をお聞きします。症例数の多い病院では、様々な経験をしており、その時にあった副作用対策もしっかりされています。病院選びの選択肢として症例数は大切なポイントの1つになるかと思います。

参加者で撮影。撮影者、古谷。

 

今回もJ-TAGフラッグに名前を記入していただきました。このJ-TAGフラッグはリレー・フォー・ライフと言うイベントでチームフラッグとして使用します。

このイベントは、がん患者や家族、支援者らが「がんは24時間眠らない」「がん患者は24時間闘っている」というメッセージを掲げて、がん患者の勇気をたたえフラッグを持って名前を記入してくれた仲間の思いと共に24時間歩きます(競争ではないので休憩しながら)昨年のRFL岡崎の動画はこちら

今年も5月から始まり全国各地で開催される予定です。24時間歩くのは同じですが、開催地によって様々なイベントがあります。近くで開催されたら一度足を運んでみることをお勧めします。いろんながん腫の方と出会えると思います。J-TAGが参加するRFLはまたお知らせいたします。

年金・保険等金融アドバイザーの京極・出町FP相談の伊藤さんにもお手伝いいただきました。今回は伊藤さんにはお金に関する質問はありませんでした。J-TAGでは、ピアサポートには治療の情報も必要ですが、世間話のような普通の会話も必要と考えております。伊藤さんは、いつも参加者と積極的にお話をしてくださり、お金の相談が無くても重要な存在です。

ピアサポートを行っている談話室に桜が咲いていました。これは患者と看護師が共同で制作したそうです。

ご参加くださいましたみなさまありがとうございました。次回は5月9日、6月は6月13日の開催です。時間は13時から17時ですのいつでもご都合のよい時間にご参加ください。

2件のコメント

  1. かいはつ 様

     4月のピアサポートでは大変明快なアドバイス有難うございます。
     4月21日に京都府立医科大学病院に転院予定です。
    「有難うございます。」も「参考になりました。」も心の底から重い重い気持ちでお伝えしているのですが、言葉にするとその表現しかありません。

    • 塚本様

      その節は、大変生意気な発言もあったかと思いますが、こうしてコメントを頂きますと、大変恐縮でございます。
      これからも共に戦いましょう。いつまでもエールを送り続けるとともに、多くの仲間と共に、生きていきましょう!

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